宇宙品質をかなえる職人技・ヘラ絞り、先端技術との組み合わせも

SUS304Lの場合、直径2590mm・板厚8.0mmまで加工できる

この技術のポテンシャル

ヘラ絞りは、金属の板を回転させながら、「ヘラ」と呼ばれる棒やローラーを押し付けて変形させていく塑性加工。
機械を使ったスピニング加工もあるが、多くはシンプルな設備を使って人手で仕上げる“職人技”だ。

プレス成形に対するヘラ絞りの優位性は、複雑な形状の製品でも複数の金型が要らず、工数も少ないこと。
試作・小ロット生産でコスト削減や期間短縮につながる。切削加工では難しい薄板も成形できる。

ナガセは、半導体製造装置や光学機器の部品、ロケットに搭載されるフェアリングなど、幅広い領域にヘラ絞り製品を提供してきた。

一般的な金属材料だけでなくチタン合金やニッケル合金などの難加工材にも対応し、溶接や3次元レーザー加工、研磨、板金加工とヘラ絞りとの組み合わせも可能。

例えば燃焼器では、ヘラ絞り後にバフ研磨を施して傷を除去した。

ニッケル合金製の燃焼器は、バフ研磨で傷を消した

企業概要

企業名株式会社 ナガセ
所在地 〒208-0023 東京都武蔵村山市伊奈平3-21-3
TEL 042-560-6253
URLhttps://www.nagase-shibori.co.jp/

困った ▸ 金属加工の工数・コスト削減