3色成形金型でプラスチック部品の工数削減、塗装前処理も不要に

3色成形+ヒート&クール成形で新しいものづくり

この技術のポテンシャル

自動車の内装や家電などで使われるON/OFFインジケーター付きスイッチを成形する際は、一般的に、2色成形したケースに塗装を施した後、レーザーで文字部分を切り抜き、別に加工したレンズ部分を組み付ける。

それに対して3色(複合)成形金型と成形機を使った場合は、文字・ケースの成形からレンズの組み込みまでを1サイクルで実現できる。

3色成形金型の利点は、工数削減に留まらない。

例えば、塗装前のアニール処理が不要で歩留まり向上を図れる。ヒート&クール成形を組み合わせれば、ヘアーラインの転写性向上や、ウェルドラインの非可視化も可能だ。

富士精工では、100t以下から1200tクラスの成形機に向けた金型を製作できる。

試作用の成形機のほか、ヒート&クール用のテスト型を用意しており、材料トライなどの試作にも対応している。

ON/OFFインジケーター付きスイッチの一般的な成形方法
3色(複合)成形金型を用いた成形方法

企業概要

企業名株式会社 富士精工
所在地 〒379-2301 群馬県太田市藪塚町2991-1
TEL 0277-78-5566
URLhttps://www.fuji-gr.co.jp/

困った ▸ 射出成形の工数削減